家族や親子の時間を、より豊かにするためのヒントを見つける「Wican FAMILY TIME」。
第17回は、手作りおもちゃ作家、
佐藤蕗(ふき)さんによる本『ふきさんのアイデアおもちゃ大百科』をご紹介します。
日常生活の中にあるアイテムを素敵なおもちゃに変身させる佐藤蕗さん。
多摩美術大学卒業後、建築設計事務所で商業施設の店舗をデザインするお仕事を経て、第一子ご出産を機にものづくりを開始。
おもちゃ作りのワークショップなどで、手作りおもちゃの作り方やその魅力を発信しています。
そんな佐藤蕗さんによる『ふきさんのアイデアおもちゃ大百科』が発売中です。
この本の内容や、今すぐ作って遊べる、アイデアおもちゃをご紹介いただきましょう。
普通のものとはちょっと視点が違う、世界に1つのおもちゃ作り
ペットボトルとか紙コップとか、身近な材料で作れるおもちゃの作り方の本です。
今、9歳と2歳の子を育てていて、上の子が生まれてからおもちゃを作るようになりました。
子どもと実際に使って楽しんでいたおもちゃばかりを入れてます。
もともと子どもの頃から作るのが大好きで、手に入らないものを作ろうっていう感じの性格でした。工作って昔からいろいろありますが、ちょっとアイデアをかませているというか、1つ視点が違うようなものを入れてるって感じですね。
割と、小さいところを楽しむという視点が自然に持てます。子どもが一緒に楽しんでくれるので、私の遊びに子どもが付き合ってくれるっていうか、そういう感じですね。
今すぐできてたくさん遊べる「きせかえカード」を作ろう!
今日ご紹介するのは、身の回りの物でお出かけしなくても沢山遊べる、「きせかえカード」というおもちゃです。
作り方はとっても簡単で、はがき位の厚紙に好きな絵を描いて、例えば女の子の絵を描いて、
ワンピースの部分だけを切り抜いて、穴が空いている状態にしておきます。
で、身の回りの絵本だったり、絨毯とか木目とかに当ててみると、洋服の柄がどんどん変わっていくっていうおもちゃが作れます。
描くものは何でも良くて、女の子や男の子の洋服の柄が変わるものでもいいし、例えば恐竜の柄が変わったり、テレビの絵を描いてテレビ画面をくり抜けば、スマホに当てると動画が動くようなカードが作れます。
この「きせかえカード」は簡単に遊べると言うだけではなくて、身の回りのことや日常を過ごしている中に、たくさん面白いものがあって、それに着目するだけで、たくさん遊びができるよ、というようなことを考えながら作りました。
遠くに遊びに行かなくても、たくさんおもちゃを買わなくても、ちょっとしたアイデアだけで楽しい時間が作れる。そんなふうに思ってます。
『ふきさんのアイデアおもちゃ大百科』は、偕成社(かいせいしゃ)から発売中です。
https://www.kaiseisha.co.jp/books/9784035242109
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