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こんにちは!パン野ゆりです。
今回は前回に引き続き、家族でお出かけにぴったりの谷根千エリアからサワードウ(サワードウの説明はのちほど!)専門店のVANERさんをご紹介します。

日暮里から徒歩数分。通りから少し入った場所に、まるで秘密基地の様な昭和感が漂う小道が。タイムスリップしたかの様な感覚にワクワクしますね。

奥の奥の、その又奥にドシン!と構えるのが今回紹介するVANERさんです。

ヘッドベイカーの宮脇さんは世界を旅したパン職人さん。北欧でのパン作りに感銘を受けたのが3年前、日本でも現地の味を食べて欲しい!とノルウェー産の小麦粉と国産の全粒粉をブレンドしてつくるサワードウブレッドは、どこかエキゾチックで一度食べたら忘れられない味わい。

全7種類という少数精鋭のパン達が並ぶ店内。入ってすぐ、美味しそうなパンの匂いにお腹のネジがゆるんできます。笑

ガラス越しに職人さんのパン捌きを直に見れるのもポイント。スッキリした店内からはラフで洗練されたセンスも感じます。

クロワッサンがクルクル巻かれていく単純作業から目が離せない!
小学生の頃に行った工場見学みたいな懐かしい気持ちです。にっこり。

お店のこだわりはなんといってもサワードウのパン作りなのですが、そもそもサワードウって‥?

サワードウとは。

小麦粉とお塩、お水のみで作るシンプルなパン。天然の乳酸菌と酵母を組み合わせて長時間かけてゆっくりと低温発酵させる為、乳酸による酸味が発生。独特な酸味と甘味が特徴的なパン。

そんなサワードウのパンの中で大人にオススメなのがカルダモンロール

PHOTO/YURI PANNO

個人的にヴァーネルのカルダモンロールが世界一好き!シナモンロールも勿論美味しいのですが、私は俄然カルダモン派。濃厚でスパイシーな香りがむんむん。ギュッと目の詰まったパン生地はむぎゅむぎゅ。ふりかけられたお砂糖がカリカリ。

PHOTO/YURI PANNO

咀嚼しながら鼻から大きく息を吸って脳天まで登るカルダモンの香りを堪能。本気で100個食べたい。

ちなみに2歳の女の子でカルダモンロールが大好きな子もいるとか!(オープン当初からの常連さんで、現在は4歳だそう。笑)
スパイス自体が辛かったり強い訳ではないのでお子様でも食べやすいみたいですね。 

スパイスが苦手なキッズにオススメはアーモンドクロワッサン

PHOTO/YURI PANNO

サックサクなリズムが楽しいクロワッサンの中から甘くてミルキーなアーモンドクリームがたっぷり!クリームを鼻先につけながらハラハラ崩れ落ちるパン生地を、お構いなしにわんぱくに食べて欲しい。甘党な貴方も病みつきになる事間違いなし。

PHOTO/YURI PANNO

他にもお店のシグネチャーでもある食事パンのサワードウブレッドも勿論オススメ。

しっかりとした香ばしいクラストは、噛めば噛むほど味わい深く。クラムは柔らかくてしっとり。なんといってもサワードウの独特な酸味が食欲をそそる‥!肉料理にも魚料理にも合いそうだし、ワインのお供にもぴったり。シンプルなのに奥行きのある美味しさなので、家族団欒!お家ご飯にももってこい。
毎日食べても飽きないパン。

しかもね。嬉しい事に、このサワードウブレッド。浅草や登戸、奥渋などにあるカフェ「FUGLEN」でパンを受け取れるサービスがスタートしたそうです。
お近くにお住まいの方はこれを機会に是非!本格的な北欧の食事パンを味わってみてはいかがでしょうか?

最後にシェフと記念撮影。笑

VANER (ヴァーネル)

住所:東京都台東区池之端3-4-19 1F
(千代田線根津駅より徒歩5分)
営業時間:9:00~18:00(売切れ仕舞い)、 土日・祝日: 8:00 ~17:00
定休日:月曜日・火曜日

おでかけパンライフ+α

VANER近辺で家族で遊べるオススメスポット!
「国際子ども図書館」

児童書の専門図書館。大人も子供も楽しめる!

住所:東京都台東区上野公園12-49
営業時間:9:30~17:00
HP:http://www.kodomo.go.jp/

パン野ゆりプロフィール

パンコーディネーター エキスパート/パンシェルジュ/モデル
日本全国、訪れたベーカリーは数えきれないほど。年に数回は海外へも足を運び、パンを独自の視点で分析している。
最近では、ことりっぷマガジンのイベントでトークショーに出演。また、テキスタイルブランド「gochisou」と日本橋にある「BEAVER BREAD」とコラボレーションしたグッズを発売した他、世田谷パン祭りでワークショップを開催するなど活躍の場を広げている。 9月には北九州の小倉でニューオープンのベーカリーショップ「PARK BAKER LAB.」のプロデュースも手掛けた。また、モデル山野ゆりとしては、雑誌や広告、CM などに出演。モデルという職業を活かし、太らないパンとの付き合い方も考案している。
instagram Official Instagram @yuri.yamano

TEXT:YURI PANNO
PHOTO:DAN NOGUCHI

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